平成15年9月20日(土)
彼岸法要に多くの檀信徒参詣される
『羽衣』を間近かで楽しみ、うっとり!
 お彼岸の入りの20日、昨日までの暑さが和らぎ、過ごしやすいが台風15号の影響か?午後から小雨が落ちてきた。堂内では先程からご詠歌が奉じられ鐘の音が響き渡っている。

定刻1時30分、殿鐘が鳴り客僧が位置に着く。ご詠歌が収まり、静寂が漂う。送迎の先導にて方丈が入堂される。侍者(線香を持っている)、侍香(香台を持っている)が続く。居ずまいを正す檀信徒。導師が香を焼き、五体投地の礼拝を三遍繰り返す。檀信徒も倣って三拝をする。湯菓茶を本尊仏に献じ維那(いのう=読経の時、経題や回向文を読む役僧)和尚が『般若心経』と経題を読み上げ、読経が始まる。参拝者の中にも唱える方が多い。心がひとつになって天井に届く。
心経に続いてご詠歌が唱えられる。お釈迦さまの歌で『ねても覚めても申す・・』と堂内に流れる。鐘が伸びやかにリズムを刻む。
維那は回向文を唱え、導師は三拝、そして法語を唱える。
「『修証義』第4章!」の案内でふたたび読経。読経の中、角香炉が檀信徒に回されその場で焼香、三拝して導師が退堂、法要は終了した。
秩序ある中で粛々と執り行なわれ、清々しい思いに打たれた時間であった。
 今回、檀信徒慰安のために天林寺が催す「清興の会」は『能鑑賞』である。
 公演に先立ち演目『羽衣』の説明があり、目の前で衣装の着付け、解説をしていただくと言う「懇切ていねい」な流れに、観客はぐんぐん引き込まれていく。かつらのつけ方も驚きなら、綿のパット?も初めてお目にかかる代物だった。
「お陰で、分かり易かったわ」と興味津々派。
「次は、本式の舞台・・そう、能舞台で見たいわ」と行動派。
「この歳で、間じかで見れて感激だね」と、お若い?方、等。
一気に「能」が身近になった秋のお彼岸でした。