平成16年4月11日(日)
さくら吹雪の中 開山忌営まれる

 折からの春風に花びらの乱舞する中、ご開山・傑堂義俊禅師の第512回忌と、第十三世住職・揚堂厳策大和尚292回忌が関係ご寺院さま、檀家総代さま方ご出席のもと、粛々と執り行なわれた。
 ご存知の方も多いでしょうが傑堂義俊禅師は、応永31年(1424年)紀州は熊野で生まれ、普済寺を開かれた華蔵義曇禅師のもとで修行、文安2年(1445年)当山の基となる亀鶴山万蔵院を開かれました。時代は鎌倉幕府が滅び、南北朝の時代を経て、室町幕府が立ったとは言え、各地での戦は絶え間なく、遠江の国でも一揆や争いが多数蜂起、と記録されています。布教に専念、知多半島の常光寺を開創するなどし、渥美町にて示寂(逝去)されたのは、有名な応仁の乱(1467〜77)の後でした。以来、法要が重ねられ本年は512回を数える開山忌になるわけです。「法灯(仏の教え)」の時間観念は永くゆったり流れており、何処の寺院でも開山堂をしつらえ、ご開山さまを敬い、感謝申し上げております。というのも、その法系は現在の住職につながり、檀家の皆さまにも結びついていくからなのです。