平成18年1月11日(水)
大般若会・新年拝賀式

  強烈な寒波は相変わらず日本全土を覆っている。大雪の被害が伝えられる度に心が痛む。冷え込みで全身に力が入り、疲れる。足早に参内された関係ご寺院ご住職や、総代の皆さまが個々に新年のご挨拶を重ねられ控えの間に入られる。
 11時打ち出しに従い大般若祈祷会が開催された。ピーンと張り詰めた空気が漂う。道場を清め、仏さまを請来する散華の後、速いテンポでの「般若心経」に続き「大般若経」の転読がなされた。須弥壇には檀信徒に送られる般若札が積まれご家庭の幸せ、平安をこめての祈祷がこめられた。自然災害もさることながら、幼児誘拐など痛ましい事件の続発に、願う合掌にも力が入る。

  続いてご開山傑堂義俊禅師さまへの新年のごあいさつ「新年拝賀法要」が営まれる。
堂宇を揺るがす「参同契」「宝鏡三昧」の読経の中、檀信徒の皆様方を代表して総代様方が焼香され、今日あることの感謝と一年のお勤めを誓われた。
 終わって、明けましておめでとうございます、と交わし法要を閉じた。