平成19年1月11日(木)
心新たに、大般若会・新年拝賀式

 暖冬がもたらした穏やかな正月が過ぎ、「こんなはずではない」思いに応えるように寒波が訪れた。しかし、厳寒というには遠く掌をもみ合わせるほどではない。ご参列の関係寺院ご住職や、総代の皆さまも背筋を伸ばされ、新年のご挨拶を交わしつつ控えの間に入られる。
 11時、鐘の打ち出しに従い大般若祈祷会が開催された。張り詰めた空気の中、堂内を清め、仏さまを請来する散華の後、速いテンポでの「般若心経」に続き「大般若経」の転読がなされた。続いて、須弥壇に積まれた般若札にご家庭の幸せ、平安をこめての祈祷がほどこされた。このあと、般若札は天林寺檀信徒に送られ一年の平穏を見守られる。

 続いてご開山の傑堂義俊禅師さまへの新年のごあいさつ「新年拝賀法要」が営まれる。
堂宇に響く「参同契」「宝鏡三昧」の読経の中、皆様方を代表して総代様方が焼香され、今日あることの感謝と一年のお勤めを誓われた。
 終わって、方丈より明けましておめでとうございます、と一言。役僧以下参会者も賀詞に答えて法要を閉じた。