平成20年4月11日(金)
開山忌
ご開山さまの516回忌行われる 
     開山のご遺徳に感謝し、精進を誓う

 すっかり春めいてきたが、やはり「春」らしく?天候が落ち着かない。それでも昨夜来の雨があがり、にわかに空が明るく陽がさして来たことにホッとする。ご開山傑堂義俊(けつどうぎしゅん)禅師さまの516回目の年忌法要の朝を迎えた。
 総代さん方が座り、ご関係の僧侶が位置を占められる。11時の打ち出しの鐘とともに堂内に緊張感が漂い各位の居ずまいが正される。静寂に包まれる中、送迎の鉦の先触れで衣擦れの音と共に方丈が入堂される。侍者侍香も従う。
脈々と続くご開山さまの年忌法要は、おそらく五百年後の今日も変わらないであろう。進前上香(香を上げる)、普同三拝(五体投地の礼拝を三度繰り返す)、献湯菓茶(香をたき湯と菓子と茶を捧げる)進み読経に移る。参同契(さんどうかい)宝鏡三昧(ほうきょうざんまい)のお経が誦まれ、一同さらなる精進を心に誓い516回忌は終了した。
 また、併せて第十七世岱宗大和尚の245回忌も執り行われた。