令和4年2月15日(火)
涅槃会
 お釈迦さまが亡くなられた二月十五日は涅槃会といって、その様子を描いた「涅槃図」を掲げ法要が営まれる。
 写真では詳細がつかめないので少し詳細を加えます。
 図の中央には頭を北枕にして、右わきを下に西向きに横臥したお釈迦さまがおられます。四隅には沙羅双樹の木が八本あり、上部には満月が描かれ右手には雲に乗った母親の摩耶夫人とお供の姿があります。お釈迦さまの周囲には、十大弟子をはじめ菩薩さま方、天人、老女、鬼などが、悲嘆にくれており、さらに虎・獅子などの動物、トカゲ・蛇、各種鳥、虫、…など数多くの動物が描かれ…全ての生きとし生けるものが悲しんだ様子がうかがわれます。

 天林寺では、十五日にお勤めいたしますが、毎年ご参詣の檀信徒をはじめ、保育園の園児にも紹介しております。園長や保育士の先生に引率された良い子たちはきちんと正座し、方丈のやさしい説明を静かに聞き入るそうです。