令和5年1月11日(水)
大般若会・新年拝賀式
穏やかな日中、空気冷ややか
 寒波が続く中、「日本列島から冷気遠のき、各地で温和な日…」との予報であったが、わが遠州地方は青天の下、風少ないものの冷気肌に厳しい朝を迎えた。
 令和5年の1月11日、大般若会ならびにご開山新年拝賀式が執り行われる。本堂には当山に関連するご寺院さま、檀家総代さま、そして新たにお世話人さま方がそれぞれの席を占められ、正月特有の堂内を清める散華から法要が始まる。(…散華とは花の芳香によって道場を清め、仏様を請来するという習わしに由来する)。
 よくご存じの玄奘三蔵法師が訳し、伝えた全600巻から成る「大般若経」の転読がなされ、須弥壇に供えられた般若札にご家庭の幸せや平安などの祈りが込められる。この護符は、法要後速やかに檀信徒に郵送されるのである。
 引き続いて、真徳山天林寺を開山された、傑堂(けつどう)義(ぎ)俊(しゅん)禅師への新年のご挨拶「新年拝賀式」が営まれた。読経の中、当山方丈、関係各寺院様に続き、檀信徒を代表されて総代様方、お世話人様が次々と焼香、今日あることへの感謝と供養の心を表された。
 法要を終え、方丈より一言「新年あけましておめでとうございます」と祝辞が発せられ
大衆をはじめ堂内の面々は口々に「おめでとうございます」と応答、うさぎ年…癸(みずのと)卯(う)年がスタートした。