平成21年1月11日(日)
大般若会・新年拝賀式
 昨日からの底冷えが一段と高まったように思える。年明けは暖かったのでこたえるのだろうか、風は弱いが足元からの冷気が全身を襲う。本堂も冷えている。
 11時の打ち出しを合図に方丈が入堂される。関係寺院の僧侶方は位置を定め、居住まいを整えられる。総代各位もすでに臨席されている。
 散華をし本堂を清める。その後、茶湯を献じ般若心経を唱え大般若転読にうつる。経典を最初から読むのではなく各巻を右から左、左から右に翻して全巻を読み上げたことにするのを転読と称する。大声で陀羅尼(だらに)(一種の呪文)を唱えながらの迫力に満ちた、年の初めの大切な儀式で「大般若祈祷会」とよばれる。国家安寧、家内安全、災害防止、そして檀家の皆さまにお届けする般若札を祈祷するのである。
 続いて、ご開山・傑堂義俊禅師さまはじめ代々のご住職さま方、檀信徒のご先祖さまに新年のご挨拶を申し上げる「ご開山新年拝賀法要」が営まれ、総代さま方も焼香された。