平成26年1月11日(土)
大般若会・新年拝賀式
 「寒波近づく…」の週間予報が出て若干緊張?する11日、3連休の初日ではあるが幹線道路に車が少ない11日。しかし、変わることなく午前から天林寺山に上り来る車列は近隣のご寺院様が中心。
 「おめでとうございます」のご挨拶と共に玄関を入り、相互に一年のよき交誼を交わし合いながら控えの間に入られる。やがて法衣に着替えた和尚様方は定刻に余りあるが三々五々本堂に集結、打ち出しの鐘を待つ。檀家総代さまも控えの間に入られる。
 
 殿鐘(本堂西隅の鐘)が鳴らされ、寺院さま方は並列、総代さまも座り待つ。冷気の張り詰める本堂に遠くの鉦の音が響き伝わってくる。導師出座の知らせである。
 やがて、導師文元方丈が入堂。ご本尊様に線香をもち一礼、香をも焚いて一礼。導師に合わせて僧侶が五体投地を三遍くりかえす、総代もならって参拝する。広い堂内、衣擦れしか起きぬ中でご挨拶を終える。
年の初めならでは「散華」の後、献茶湯をし、般若心経を唱える。続いて早い調子での「大般若経」の転読がなされ、また読経へと移る。
須弥壇には般若札が左右に積まれている。1年を通じ檀信徒家の平安、無事を祈祷し、札に籠めるのである。
  
 ご祈祷会に続き、新たに献茶湯がなされ、ご開山・傑堂義俊禅師さまへの新年のご挨拶「新年拝賀法要」が営まれた。参同契、宝鏡三昧のお経が唱えられ、檀信徒様を代表して総代さまが焼香されご開山さまへの感謝と、自らの精進を誓われた。
 すべてが終わって座が改まる。方丈さまより短く新年のご挨拶があり、今年の天林寺がスタートした。