平成13年11月11日(日)
第三回 『仏教に親しむ会』
第三回「仏教に親しむ会」が開催されました。西大寺の宗務長佐伯快勝老師をお迎えして「今日の生き方」の演題の下、役一時間半にわたってお話をいただきました。
 今、西大寺では、中興の祖・叡尊上人の生誕八〇〇年を迎えられ、諸行事を催行されていますが、責任者として主催・監理される東奔西走のお忙しい中、ご来浜いただきました。
 師は微笑を絶やさず、親しげに柔らかい関西弁で、ご講演下され、会場の皆さんに堂宇や仏像の位置や意味合い、叡尊上人や道元禅師の示されたこと、あるべき暮らし方など、を分かり易く説かれました。
 学ぶというは、心を直さん為にするものなり、足、手を休めず、動かすことから学問が身に付く、と強調された。また、仏様の呼び名やそれぞれのお役目を平易に語られ、法隆寺に例を取り、南面する金堂に祀られている、向かって右(東)の薬師、中央に釈迦、左(西)の阿弥陀であり、薬師、釈迦を遣送来迎仏、阿弥陀様を来迎仏(西)と言い、私達を送り出してくれるのは薬師様であり、生き方を示してくれる釈迦如来の下からやがて阿弥陀様へ迎えてもらう・・。
また、終わりには「自然から遠ざかるほど病気に近づく」とのソクラテスの言をひき、情報過多や便利さにおぼれて「知ってるつもり」になっている現代人への警鐘を鳴らし、自然に接することの大切さを語られた。

【佐伯快勝老師プロフィル】
  昭和7年 奈良に生まれる。
  昭和30年 奈良教育大学(国文学専攻)卒業
  公立中学教師を6年間務めた後、浄瑠璃寺に入る。
  昭和43年 師父快龍師の後を受けて同寺住職となり
  現在に至る。
  昭和48年より8年間京都府教育委員を務める。
  南都二六会会長。
  平成8年より真言律宗総本山 西大寺宗務長。

  主な著書
     「入門仏事・法要の常識」
     「古寺めぐりの仏教常識」・・・
     対談集「釈迦とキリストの対話」
     説法集「小田原説法」
  NHKラジオ・テレビ「こころの時代」出演